長崎の被爆遺構
原爆遺物展示室
浦上教会内の信徒会館は1990年、信徒発見125周年を記念して、建設されました。その1階ロビーに、「原爆遺物展示室」が置かれています。
浦上教会の歴史や、被爆前後の写真を紹介したパネル、被爆した聖像や聖器具、信徒の家庭から寄贈された聖母像などが展示され、説明文は日本語・英語・韓国語で付けられています。
原爆遺物展示室
(浦上天主堂)
浦上教会内の信徒会館は1990年、信徒発見125周年を記念して、建設されました。その1階ロビーに、被爆遺品展示場がありましたが、被爆75年に当たり浦上司教座聖堂献堂記念日にあたる、2020年11月1日、「原爆遺物展示室」としてリニューアルされました。
被爆前から現代にいたる浦上教会の歴史の説明パネルや、境内地内の石碑や聖像などの場所を示した地図などを通して、教会全体の歴史的経過を学ぶことができます。
また、被爆して破壊された聖器具は、破片であっても特定できるものは解説に名称を示し、立てて使用されていたものは、立てて展示をしています。1922年にフランスの信徒が寄贈した鐘のうち、現在も鳴り響いている「大鐘」の対となっているもので、被爆により破壊された「小鐘」も展示されています。
そして、被爆した天主堂の正面入り口に掲げられていた十字架上のキリストは、首より上、右腕、右ひざ下や左足首を失ってはいますが、背景に旧浦上天主堂の被爆後の写真を添えられた状態で十字架上のキリストとして掲げられています。
これらの原爆遺物を見ることによって、原爆の記憶を後世に残し、伝えたいとの思いが込められています。
【開館時間】
平日:10時~16時(含む土曜日)
日曜・祝日:10時~15時
【休館日】
毎週木曜日
【料金】
無料
MAP
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